ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

ヨシノリハラがひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

凡人を達人に変える77の心得 Kindle版 野村 克也 (著)

凡人を達人に変える77の心得

凡人を達人に変える77の心得

書籍内容

1章 「仕事の基礎力」をつけるための正しい努力
2章 「飛躍的な成長」を実現する考え方
3章 リーダーが備えるべき10の必須条件
4章 チームの力を最大限に引き出す指導法
5章 仕事の本質を考える
6章 充実した人生をおくるための心得

なんだかんだいって、ノムさんは見事です。決して、華々しいスタートではなかったものの、南海ホークスのテスト生からプロでの大活躍(戦後初の三冠王)の理由が分かります。現役を引退してからも、決して華々しく監督になったわけではないんですね。地味にコツコツ、でも、決して妥協せずにデータを集め分析し続けた人の成功法則です。勉強になります。

マーカー引きまくりでしたが、あえて3つだけ選んでみます。

刺さったコメント(トップ3)

「世間の評価では、仕事の価値ははかれない」

「私はプロ野球の監督としては、南海、ヤクルト、阪神、楽天の4球団を経験している。プロ野球以外では、社会人野球「シダックス」や、シニア・リトルリーグ「港東ムース」の監督をつとめたこともある。プロ野球の監督に比べれば、社会人野球や少年野球の監督は下のように思われるかもしれない。  だが、社会人野球や少年野球でも、人を育てる難しさは変わらないし、学ぶことはたくさんある。

・・・きっと、あなたが仕事をするステージや内容もその時々で変わることがあるだろう。大切なのは、世間の目から見た「上下」の評価に惑わされないことだ。向上しよう、学ぼうという意欲さえあれば、どんな場からも得られることはたくさんある。」

どこからでも学べるというのが教訓です。社会人野球では4番も補欠も、みな同じ給料なのに、一生懸命に野球に取り組んでいる。お金ではない野球の楽しさを知ったと言います。少年野球では、選手を信じることの大切さを学んでいきます。どの場所でも一生懸命に学んできたことが、後になって大きく育っていきます。プロ野球と比べると、侮られることがある場でも、学ぼうという気概があれば学べるのです。私は、さらに、進歩、成長するためには「場」を変えなければという思い込みが強いので、野村監督の経験から教訓を得ました。

地味なところで、コツコツ戦ってきた戦い方は為末氏も似ている気もします。
yoshinorihara.hateblo.jp

ぶん殴った方は忘れても、ぶん殴られた方は忘れちゃいないぞ

「ぶん殴った方とは、私のことである。ぶん殴られた方とは、相手の投手のことである。つまり、ホームラン王となった私を多くのピッチャーが抑え込もうと、徹底的に研究したのである。だから打てなくなったのだ。

・・・ものごとというのは、自分自身も含め、常に変わっていくものである。自分の視点だけしか持っていない人は、その変化についていくことができない。相手や環境の変化に対する視点を持たない人は、たとえ、一時的に結果を残せても、長期的に結果を残すことはできない。」

野村監督はプロ入りして3年目まで全く打てないバッターでした。そこで、必死に投手が自分に対してどんな球をどの順番で投げてくるのかを研究し、打ち崩せるようになったのです。これだけでも相当にすごいのですが、そのあともすごい。がんがん打てるようになった後に、再びスランプに陥るのですが、実はそれは、ピッチャーも野村監督を意識し研究してきたからだということが分かったのです。そこで、再び、研究・分析合戦を始めるという話。

たえず戦略を立てて、創意工夫をし続ける必要が分かります。これまでの成功パターンでうまくいかない場合、自分のスランプのせいにしそうですが、相手方が研究し対策を練ってきているので、これまでと状況が変わってきていることがあるものです。これは、あまり考えたことが無い視点でした。野村監督の言葉では「自分だけの視点」から「周囲からの視点」に変えることがポイントだと言います。これも教訓です。

「短所を克服すべき」が持論

「長所を伸ばすというのは、一見、効率的なアプローチのように見える。ストレートに強いホームランバッターであれば、より速球への対応力を高めていけば、さらにホームランを量産できるように思える。しかし、現実はそううまくはいかない。このバッターがカーブを打つのが苦手であれば、ピッチャーは重要な局面でカーブを投げてくる。これによって、抑えられる確率が高くなり、さらには、カーブを意識するあまり、ストレートも打てなくなり、彼の長所が弱まってしまう。 

・・・短所の克服を先延ばしにすれば、重要な局面でそれがあなたの足を引っ張ることになるだろう。それによって、人生が大きく変わることもあるのだ。今すぐに短所克服に取り組むべきだろう。 「長所を伸ばすには、短所を鍛えろ」である。」

長所か、短所か、以前は私も相当考えてきました。今では私も短所克服派です。野球の例だと明らかですが、ストレートには強いけれど、カーブには弱いというバッターがいたら、バッテリーは徹底的にカーブを投げますよね。弱みがあるということは、そこを狙われて、結局、長所を活かせないということです。そうであれば、せめてカーブでも、そこそこに打てるくらいのバランス力があれば(可能であれば、どこが弱みか?はっきり見えないくらいまでになっていれば)良いと思います。

普通のところと、非常に強いところを持ち合わせる選手であれば、誰もかないません。短所の克服はやりたくないですし、向き合うのがツライですけどね。勉強になります。

短所克服に関しては、以前にも考えたことがありました。この本でした。
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まとめ

うむ、これはいい本だな~。以前、吉井さんの本にも感銘を受けましたが、私は野球少年でしたので、野球のメタファが響きやすい気がします。野球~ビジネス書~仕事術的な本を、時々読んでみよう。
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書店で平積みになってました。これはどうかな?(笑)

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