ただの読書ログ

ひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

うつ病の妻に僕のしてあげられること Kindle版 山田文夫 (著)


うつ病の妻に僕のしてあげられること

うつ病は、うつに悩む本人だけの問題ではないことが分かります。

家族の側から赤裸々にうつに翻弄される日々を表した佳作です。愛情と辛さの入り混じる夫の言葉が響いてきます。過去に、共依存について書きましたが、もはや家族はうつ病そのものに巻き込まれてしまう宿命なのでしょうか。共依存にならないようにというのは簡単ですが、このような状況で振り回されないというのはいったいどういうことなのか?私の中では、いまいち、まだ答えが出せないです。しかし、「うつ病」と「妻」を分けて考えるべく努力し続ける夫の愛情に涙を禁じえません。うつ病について理解する際には、家族側から書いた本として、ぜひ、読んでおきたいと思います。

書籍内容

――本書は、うつ病の妻を支える平凡な夫のお話です。家に帰ればうつ病の症状に振り回されて疲弊する毎日なのに、職場では愛する妻の病状をいつもいつも気にしている夫。いっしょにいれば憤るのに離れれば心配でしかたがない。かといって、その気持ちが妻には伝わらないもどかしさ……。

夫として苦しみ迷いながらも妻に寄り添う混乱期、夫として妻にしてあげられることはなにかを模索する変容期、寛解期に近づくにつれ知る大事なこと。そんな夫が経験した、いくつもの気持ちがギュッとつまった作品です。当事者、家族、恋人……。さて、いろんな立場からこの体験に読み触れてみてください。あなたならなにを感じ取りますか?