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ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

ヨシノリハラがひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

社交不安障害 (新現代精神医学文庫) 単行本 – 2010/5 貝谷 久宣 (著), 樋口 輝彦 (監修)


社交不安障害 (新現代精神医学文庫)

編者は昭和46年より約20年間大学で統合失調症の研究を続けてきた。当時の精神医学研究の主流は統合失調症とうつ病であり,神経症圏の研究はまだまだマイナーの領域であった。その後,今から18年前,大学を辞し臨床に専念するようになってまず第1に気がついたことは,不安障害に悩む人が多いことであった。著者がそれまでに大学で教えられ,経験したよりも,不安障害を持つ人の苦痛はずっと大きく,また,社会的障害度も大変高いことに気がついた。それにもかかわらず,不安障害の研究も診療も十分ではなく,この障害に悩む人々に対する対応は非常に遅れていたというのが当時の現状であった。それ以来,著者はパニック障害を中心とする不安障害の診療に専念してきた。パニック障害を診る中でどうしても避けて通れないのが社交不安障害である。両障害は,どちらも根底に恐怖症体質を有し,表面的な現象が異なっているだけであるとする見解もある。

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