ただの読書ログ

ひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

人間の大地 (光文社古典新訳文庫) Kindle版 サン=テグジュペリ (著), 渋谷 豊 (翻訳)

星の王子さまで有名な、サン=テグジュペリのエッセイ集?です。郵便飛行という職業を通してみる命と死と大地(地球)の描き方が秀逸です。同僚が雪山で遭難して生還するまでを描いた部分、自らが砂漠の真ん中でのどの渇きと死に出会う部分、次から次へと現れる蜃気楼、何もない荒野で地球の重力に愛を感じる部分、すべての描き方が素晴らしいです。

レビューでも触れられているのだけれど、訳も素晴らしいのでしょうね。軽くサラッと読もうと、手に取ったのですが、読むのを辞められなくなってしまいました。

いくつかのピースは決して忘れらない印象を残すものになりました。出会いに感謝したいと思える一冊でした。


人間の大地 (光文社古典新訳文庫)

国際郵便機のパイロットとしても長いキャリアを持つサン=テグジュペリが、勇敢な僚友たちの思い出、技術の進歩、また『ちいさな王子』や『夜間飛行』の物語の土台となった南米やアフリカでの極限状態など、自身の体験に基づいて時に臨場感豊かに、時に哲学的に綴ったエッセイ。本当の勇気とは何か、人間の使命とは何かを熱く問いかける傑作。