ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

ヨシノリハラがひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

終末期患者からの3つのメッセージ Kindle版 大津 秀一 (著)

緩和医療・終末医療医の大津氏の本です。いかに、後悔しないで死ぬことができるか?大津氏の思っていることを吐き出すようなエッセイです。これまで経験してきた看取りの中で3人だけが、微塵も後悔を感じさせずに、逝った方なのだそうです。なぜ後悔せず、逝くことができるのか・・いろいろ考察しています。

後悔しない人生はあるのか?

大津氏は、シャーウィン・B・ヌーランド 『人間らしい死にかた』から文章を引用していますが・・

「また彼の、「やり残した仕事があるという事実こそが一種の充足にほかならないと考えるべきであろう」という言葉は救いであり、「死が計画どおりに訪れることはめったになく、期待どおりに訪れることさえめったにない」という言葉は厳しい警句である。私の実感としても、特に後者は重くとらえるべき指摘である。なかなか人の人生は、最後まで思うようにならないものでもある。突き詰めて言えば、誰も自分が明日死ぬとは思っていないこと、だから準備なくある日突然に終末期を迎える、これが後悔へとつながっているのだろう。」

人が死ぬというのは、病院で衰弱しながら死ぬ以外には、だいたい突然のことですよ。後悔しないように生きろというのも、酷な気もします。
死ぬこと自体が残念ですもんね。最近は緩和ケア本を読んでいます。ちょうど、近しい人の看取りの時期になっているためです。


終末期患者からの3つのメッセージ

目次

はじめに

・第1章 死が遠くなった世界
遠き落日
死ぬときに後悔しないために
昨日今日とは思わざりしを
死とは敗北なのか

・第2章 欲をどう扱うか
終末期の患者さんが教えてくれる幸せ
理解への渇望を超えて
心の重荷はどこから来るのか
欲はどこまで減らせばよいのか
終末期患者からの3つのメッセージ
望みすぎず生きる
メッセージ1│しかるべきとき

・第3章 怒りを減らし、つながるために
すべての怒りから自由になるには
怒りが生まれる場所
モンスターが生まれる理由
理不尽を乗り越える処方箋
こころを交わす
残りわずかな時間のなかで
つながりを回復する
メッセージ2│つながりを編む

・第4章「絶対」のない世界をどう生きるか
人と人との問題に絶対的な解答はあるのか
そこにマニュアルはない
バランスの保ち方
?がんばりすぎない
?欲張りすぎない
?勝ちすぎない
生き方に絶対はあるのか
限られた存在を愛する
本当の希望が生まれる場所
幸福が輝くために必要なもの
勝ちと負けだけではない
死期を早める人、延ばす人
メッセージ3│2周目に見つけたもの

・第5章 後悔少なき死を
負の感情から自由になる
とらわれなく舞う桜
父から受け継がれたもの│求めなかった愛

おわりに

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