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ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

ヨシノリハラがひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

仕事は6倍速で回せ!「時間×能率」でぶっちぎりの差がつくビジネス超人  祥伝社 石塚孝一

そんなに急いでやる仕事は無いのですが、つい手に取ってしまう「6倍速」の仕事術。

本気でできる人ってのは、いるものだよなぁ・・とため息をつきながら読みました。「6倍速」と銘打っていますが、誇張とは言い切れません。それだけやってきた人、やり切ってきた人です。アメリカの大学を、飛び級で2年で卒業し、ロイターなど、大会社で出世の階段を恐るべきスピードで駆け抜けてきた著者。

最初は、流し読みするために(息抜きで)手に取ったのですが、読んでいるうちに、グイグイ引き込まれていきました。ここは著者の人間力と実績の賜物でしょうか。そのノウハウは、意外なほど愚直で、まっすぐなものです。


仕事は6倍速で回せ!

目次

第1章 「6倍速」は6倍働くことではない/第2章 6倍速で仕事を身につけるテクニック/第3章 6倍速を可能にするスケジュール管理術/第4章 6倍速を支える情報収集術/第5章 6倍速を実現させるためのプレゼンのテクニック/第6章 6倍速を加速させるコミュニケーション術/第7章 6倍速で生きれば人生もリセットできる

印象に残ったコメント(トップ3)

考えると悩むの違い

考えるという行為をして、はじめて解決方法を導きだせる。ビジネスマンとして仕事の進め方や人間関係で悩んだとき、「悩む」という行為を、「考える」行為に置き換えれば、貴重な時間を無駄にすることもない。私の場合、「うーん、これはどうしたらいいだろうか……」と漠然とした不安感におそわれたとき、できるだけ「自分は今悩んでいるな?」と考えるようにしている。そうすれば、その次には、「今、自分は何で悩んでいるんだろう? 悩んでいる根本の原因は何だろう?」と考えられる。  


そして、「この問題はどうやったら解決するのか?」と考えるために、紙とペンを持つ。自分が今悩んでいることと原因を書き出し、解決方法として適切なものを箇条書きにしていく。すると、悩むことはない、解決策はこんなにあるではないか、と悩みが吹き飛ぶのだ。どんなに深刻で解決できそうにない問題でも、この方法で解決策を書き出してみると、意外にも2つか3つの方法で解決できる道筋が見えてくる。そのように、漠然と悩んでいるのではなく、一歩でも前に進もうとする思考を継続するべきだと思う。  難しい、深刻だと考えたら負けである。難しいと思ったら、そこで思考停止してしまう。無理にでも「簡単だ」と思うと、意外と道は開けてくるものなのだ。

これはまさに、山口氏のこの書籍(外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~ (光文社新書) - ただの読書ログ)で言われていたことと同じですね。手が動くかどうかがポイントだと。結局、頭の中でいろいろ思いめぐらしたところで、解決できないことは解決できません。「考え」ていると思うかもしれませんが、実はこれ、「悩む」になっている可能性があります。

石塚氏は悩みの原因と解決策を箇条書きにでも書き出してみることを勧めていますが、この小さな一歩を踏み出すだけでも「悩む」→「考える」への移行ができますね。0秒思考の赤羽氏(ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング)の方法にならって、時間を区切ってできるだけ書き出してみて、はずみをつけるのも良いですね。

「考える」のではなく「悩んで」いる時間は全くの無駄です。ドライブとアイドリングくらい違います。実績をあげている人たちは、みな、同じように、考えると悩むを区別しているようですので、ここはぜひ、学びたいところですね。

平常心を失ってはいけない

「勝って兜の緒を締めよ」と言うが、ビジネスでも失敗したときは落ち込んで反省し、次はもっと努力しようと思うが、本当に厄介なのは、大きな契約が決まったなど、絶好調のときなのだ。いつまでも心が高揚して平常心でいられなくなると、次の仕事で大きなミスを犯すかもしれない。・・・だから、大きな仕事で成功したときなど、その高揚感をあえて断ち切るために、コンビニに入って漫画を立ち読みしていた。漫画で起きることは、自分の現実世界から遠く離れているので、2、3分も読んでいると簡単に心が別世界へトリップできる。・・・もちろん漫画でなくてもいい。短時間で集中できる何かをして、平常心に戻る」

石塚氏の方法が興味深いのは、成功した時や、絶好調の時も、気持ちが昂りすぎないようにコントロールしているところです。ハイでも、ローでも、テンションが乱れるというのは危険なことなんですね。その戻し方が面白い。マンガに没頭する。これは、石塚氏の独特の方法だと思いますが、映画でも、運動でも、なんでも大丈夫でしょう。とにかく、目の前の感情をリセットして、ほかの何かに没頭できると、気持ちの波は落ち着くのだそうです。面白い方法ですので、ぜひやってみたいと思います。

私はあまりマンガは好きではないので、走ってきたほうが良いかも。大きな会社の経営者とか、けっこうランニングとかしてますもんね。投資のトレーダーたちが、トライアスロンのような負荷の強いスポーツをするというのも有名な話です。


挫けない力 ―逆境に負けないセルフマネジメント術。―

6倍速の読書術

「重要そうな箇所を正確に見つけられれば、1冊丸々理解したのと同じである。1冊読み通す必要があるのは書評家ぐらいではないかと思う。どんな本でも、200ページ読んだところで記憶に残るのは一部だけだろう。1冊丸々読まないと読書とは言えないと思っているのなら、読書に関する意識を変えたほうがいい。」


「目次に目を通して、その著書がもっとも主張したい項目だけピンポイントで読めばいい。本のタイトルと同じような章や見出しは、たいてい本の肝とな
る内容である。そういうページを集中的に読み、さらに自分が興味を抱いた項目だけを選んで読む。あるいは、たいてい本の前半に重要なことが書いてあるので、前半は普通に読み、後はパラパラ目を通すだけ、という方法もある。どのような本でも、すべてにわたって大事なことが書かれているというわけではない。コアの部分と章を埋めるためだけに書かれたものを見極める目を持つ必要がある。」

何もかもスピードをあげて読むという技術ではなく、本から情報をとってくるという読み方です。石塚氏は小説やエッセイなどは読まないそうです。とにかく読書は、情報を仕入れるためのツールにすぎないので、重要なポイントや知りたいところだけ、つまみ読みできるようにしていくのです。

そのための具体的なテクニックとして、プロフィールを重視すると言われていました。何の専門家かによって、立ち位置(ポジション)は異なります。それによって、重点的に説明が可能な個所もあれば、推測で語らざるを得ない個所もありますね。その違いを分かっていないと、どこにも、ここにも同じ労力を費やしてしまい、効率が落ちます。

読書の目的次第ですが、読書をツールと考えれば、必要な個所だけ読み込めばそれで十分です。ビジネス書は大半がそんな感じの読み方でOKでしょうね。また専門書でも同じように読めるはずです。

ちなみに私はKindleで読むようになってから読書に対する考え方が大きく変わりました。まさにパラダイムシフトです。一冊の本という感覚は特にないですもんね。ネットサーフィンと何が違うのか?って感じ。

娯楽としての読書は同じ方法では難しいでしょうけれど、必要読みなら、この方法がおすすめですね。

yoshinorihara.hateblo.jp

まとめ

こういう猛烈仕事術や自伝記を読むと、自分が、今、本当に真剣に取り組んでいるのか?というのをたたきつけられる気がして、その刺激が癖になるわけですね。時折、こういう厳しめの自己啓発を読んでみたくなるのです。まだまだ、甘いな~(自分)ということを、悟ります。


仕事は6倍速で回せ!

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