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ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

ヨシノリハラがひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

コンサルタントの仕事力 朝日新聞出版 小宮一慶

比べるのはあまりよくないですが、この本(コンサルタントの習慣術 朝日新書 野口 吉昭 - ただの読書ログ)を同時に読んでいて、読みにくいなと思っていたので、同じ朝日新書ですが、小宮氏の読みやすさを改めて感じました。ビジネス書でよく目にする著者なので、多作で、一冊一冊はそれほど深みが無いかもしれないと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

この本で200冊目だと本書の中で書いていて、ウェッと思いましたが、質もしっかり保証されていて素晴らしいです。



コンサルタントの仕事力

この本の視点

コンサルタントになりたいと思っているわけではないのですが、著者が前書きで強調するように、コンサルタントの提案力・観察力・洞察力は一般のビジネスでも大いに役立ちます。とりわけ著者は、読書家で大いに勉強する方ですので、勉強本・読書本としても楽しめる一冊です。

目次

第1章 コンサルティング力とは何か(話を聞く/理解する/「話す力」「書く力」「説得する力」)/第2章 コンサルタントの勉強法(マクロ経済は難しくない/成功事例と失敗事例の活用法/会計・財務は読み方が分かればよい/一歩先を行くためのコツ)/第3章 経営コンサルタントの行動力(まず自分がやってみる/お客さまに会いに行こう/いろいろなところに行って、「仮説→検証」/行動するときのポイント)/第4章 経営コンサルタントの時間力(時間力を高めよう/時間力を高めるコツ1 「やる気の出る時間帯」を把握する/時間力を高めるコツ2 自分にしかできない仕事に集中する/一流と二流を分けるもの)/第5章 コンサル力を高める5つの習慣(早起きする/日記をつける/座右の書を繰り返し読む/約束を守る/関心のあることを人に話す)

印象的なコメント

新聞は1面から読むことが大切です。

なぜかというと、新聞社が読者に知ってほしい順番で1面のトップ記事から紙面の配列を行っているからです。「興味のある記事だけを読む」というのはよくありません。皆さんの関心事が社会の多くの人が関心を持つことと同じとは限りません。ぜひ皆さんの関心を、社会の関心事に合わせてください。それができた人が、自分のビジネスを社会に合わせることができる人なのだと思います。


そのためにも必ず1面のトップ記事から読んでいく習慣をつけてください。記事をすべて読む必要はありません。見出しだけでもいいですから、1面から順に飛ばさずに見ていく習慣をつけてください。繰り返しますが、社会の関心事に皆さんの関心を合わせることが社会の流れを見る上でとても大切なことなのです。

自分の関心事に引っかかるところだけではなく、世の中の流れ、世の中の関心事にも注意を払っていくという姿勢に学べます。はぁ、こうするんだと、これがプロのコンサルなんだね。ちなみに著者はニューズウィーク誌を持ち歩いて読んでいるそうです。日本では扱いの小さい、世界の内戦情報や、もっと大きな視野を提供してくれるからだそうで・・。私もTwitterではフォローしてますが、世界各社のニュースなどをチェックしていくのは大切ですね。


週刊ニューズウィーク日本版「映画で読み解く国際情勢」〈2016年8/16・23合併号〉 [雑誌]

それと共に、うちは新聞をとっていないので、図書館で新聞やら雑誌やら、まめにチェックする習慣を持とうかな?と思うようになりました。あの図書館の雰囲気も好きなのですが、それだけではなく、自分のレーダーに引っかからない情報もしっかりとってくる姿勢が、大事かなって。良い刺激になりました。

古典を精読せよ

正しい考え方は、一夜漬けで身につくものではありません。しかし、自発的に良書を読み、少しずつ自分のものにしようとする持続する意志があれば、必ず身につくものです。良いと思った本は折を見て、何回でも読み返してください。それが正しい原理原則を身につける唯一の方法です。

歴史が実証している古典を繰り返し読み続ける価値を述べています。やはりこれくらいしないと「考え方」って根付かないんですよね。私も毎朝、古典を音読する習慣を持っています(15分程度)。頭がスッキリするような気がしますね。習慣が力になりますよね。

一流になる方法

それでは二流から一流になるにはどうすればいいのか。唯一の方法は仕事の一番奥深いところを追求することです。専門書を深く読み込んでもいいし、一つのテーマを仮説を立てて検証を繰り返して深掘りしていってもいい。とにかく一歩踏み込んで仕事をし、かつ、それを続ける。これが一流になる唯一の方法です。

シンプルですが、深堀すること。なんとなくわかったで満足しないことです。それを愚直に続けることこそが、成功のカギです。さすがに、一流は違うなと思わせます。著者は、とにかく勉強が好きなんだとか。私も小さな店舗を経営していましたが、やはり経営者ってのは、なんだかんだ死ぬほど考えています。だからこそ、適当だったり、底の浅いアドバイスなんてすぐに見抜きます。そんな経営者よりも、さらに深堀して知識をえ続けている人こそ、コンサルタントとして語る資格があります。

ううむ、自分の仕事ぶりについて考えさせられました。

まとめ

とても良い本でした。とにかく読みやすい。そして小宮氏の誠実な仕事への取り組みがよく分かります。勉強し続けなければ、コンサルタントにはなれないでしょう。そして、私の仕事も同じです。生半可な気持ちでやっていれば、ほんと、生半可な存在になってしまうなと。とにかく一流を目指したいなという気持ちが強くなりました。刺激してもらって感謝ですね。


コンサルタントの仕事力

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