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ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

ヨシノリハラがひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

勉強がしたくてたまらなくなる本 講談社 廣政 愁一 (著)

勉強法 自己啓発

なぜか?勉強本が異様に好きなのです。勉強そのものはそうでもないのですが・・。メタ本好きということなのでしょう。これも一種の現実逃避かな?と。とはいえ、この出会いは強烈!と思えるほど、良い本に出会いました。だから濫読はやめられません。


勉強がしたくてたまらなくなる本

学びエイドという強烈な無料サービスを運営している著者です。本分中のいたるところに、「本気」があふれていました。

内容

「よく、「愚図が直る」などと謳った本がありますが、騙されないでください。直りません。これも、たくさんの生徒・社員を見てきた経験から断言できます。」

「中途半端な希望を持ったままでいると、失敗を繰り返します。ここはしっかり、①「自分が愚図であること」を認め、「愚図は直らないこと」を自覚した上で、②愚図を手なずけるための仕掛けを用意しましょう。  自分が愚図だと認めるのに最初は抵抗があるかもしれませんが、大丈夫です。大体の人が愚図なのですから、気にすることはありません。自分を知って、対策するほうが断然賢い人なのです。」

強烈な書き出しから始まります。「愚図」と、ののしられたところから始まりです(笑)。自分の弱さを認めている人のほうが結局は強いということが、この本を読んで分かってきます。黙っていれば、なまける存在だからこそ、キリキリと引き締めて、学ぶ方法を実践できるまで落とし込んでいく必要があるのです。

マインド論も強烈ですが、ノウハウ部分も骨太の一冊です。

目次

第1章 筆箱を捨てれば、勉強がしたくなる(すぐに勉強に取りかかってはいけない/物を捨てるだけで、勉強がしたくなる ほか)/第2章 「いつもの習慣」を捨てれば、勉強がしたくなる(一番難しい「勉強の習慣化」/「継続力」は、実はだれもがパーフェクト ほか)/第3章 計画の立て方を変えれば、勉強がしたくなる(挫折しない計画の立て方/成果がないときの乗り越え方 ほか)/第4章 意識を変えれば、勉強がしたくなる(mustのとらえ方を変えれば、勉強がしたくなる/「一番の欲求」を知れば、勉強がしたくなる ほか)

印象的なコメント(トップ3)

どこをご紹介するか迷うくらい効果的なメソッドが次から次へと出てくるのですが、3つに絞りたいと思います。かなりサービス精神が旺盛な著者ですので、YOUTUBEでもたくさんの動画を無料でアップしてくれています。

勉強には「鉛筆」を使え!

「私は自分の背中を押すための勉強道具をいくつかそろえていますが、その中でもなくてはならないものが鉛筆です。私は勉強するときに、必ず鉛筆を使います。」


「鉛筆は短くなります。使えば使うほど短くなっていきます。その目に見える変化が、満足感を与えます。  勉強はすぐに効果がでるものではありません。だからこそ、前に進んでいるという証拠がほしいのです。短くなっていく鉛筆を見ることで、自分を励ますことができるのです。」

勉強に取り組む前に、環境を整えることを勧めています。物を整理したり、投げたり、お気に入りのグッズを買ったり、その中で出てくる一節なのですが・・・、これはググッときますね。なにせ、私は元文房具屋ですから。鉛筆にはうるさいのです。というか、売れ残った鉛筆がたくさん押し入れに入っています、笑。

勉強の成果が目に見えて出てくる鉛筆。これは盲点でした。しかし、シャープより、圧倒的に鉛筆は書きやすく、勉強している気になりますよね。私はマインドマップを丁寧に書いて勉強する習慣を持っているのですが、本日より、早速、鉛筆を用意することにしました。(鉛筆削りとか、キャップとかもいりますね。こういうグッズをそろえるとなぜか・・・楽しいですよね)

その勉強は本当に必要なのか?

「習慣をただ追加することはできないことをお話ししました。習慣化とは、今まであった習慣と入れたい習慣とを「交換」するということです。」


「勉強を習慣化したいのならば(願望)、勉強の代わりに日常の習慣を差し出す(交換)ことが絶対に必要です。」

本気の覚悟があるかを問いかけられます。結局、私たちは様々な習慣を持っているわけですが、なんだかんだ、意味があると思っているからこそ、その習慣を学び、会得してきたわけです。そこに強引に勉強の習慣を入れようと思っても入らないのが本音なのです。これは考えさせられます。今まで大事にしてきた何かの習慣を捨てて、その代わりに、この勉強の習慣を挿入できるのか?ということ。それくらい本気なのか?ということです。

著者の奥さんが英語の勉強のために専門書を買おうとしたとき「英語の勉強をするのに、何を捨てるの?」と尋ね、その本を買わせなかったというエピソードは、なかなかのキレ味です。新しい勉強の習慣は、ただでは入らない。このことを知っておくのは大事です。私も、これから爆発的に行いたい、ある分野の勉強があるのですが、そうするためには、これまで築いてきたほかの習慣を捨てなければならないことも明らかになりつつあります。それが分かってくると、やはり葛藤するわけですよね。

でも、ここを見据えないで(逃げて)、いきなり勉強を始めると、(やっぱり)失敗する・挫折するわけです。だからこそ、勉強を始める前に、そのモチベーションの源をしっかり探りたいところです。

口癖を変える!

特に、Have to(しなければならない)という口癖をWant to(したい)に変えることを提案しています。~~しなきゃと思った瞬間に、~~したいに変換するのです。頭の中で再生される独り言は、自分の気分に大きな影響を与えます(セルフトーク・マネジメントのすすめ 日本実業出版社 鈴木義幸 (著) - ただの読書ログ)。

ただ、この口癖を変えるのは、なかなか難しいのです。だからこそ、著者はこのように問いかけます。この本の中で、一番グッと来たコメントです。少し長いですが、引用します。

「「しなければならない」と思った行動を、すべて「ぶん投げる(やめてしまう)」ことを決意するのです。例えば、「資格試験の勉強をしなければならない」と思ったら、「ぶん投げる(勉強をしない。試験を受けない)」ことを決意します。どうせ資格がなくても生きてはいけます。やりたくないことをやる必要は一切ないと決めたのですから、いっそやめてしまえばいいのです。いや、やめるべきです。やってはいけません。もう資格試験のテキストは半分に破って捨ててください。やりたくないのですから、ぶん投げるのです。


そう言われて、「ぶん投げられる」のならばそれでいい。人生は短いので、余計なことはしないほうがいいに決まっています。すぐにやめましょう。  しかし、「よくよく考えたら、本当は資格試験に受かりたい。受かって、キャリアアップしたい」と思っている自分に気が付いた──もしそうなら、それはあなたが「資格試験の勉強を絶対にしたい!」と思っている証拠です。あなたは、「絶対にしたいこと」を「いやいやながらする」癖がついているだけなのです。 悲しい、悪い癖はすぐに直しましょう。」

この文章には力があります。読んでいて、頭をガ~~~ンと殴られたような気がしました。「いやだ、いやだ」と言いながら、勉強を行っている自分の姿が鏡を通して見えたかのような衝撃です。

「本当にいやだと思っているのか?もしそう思っているなら、やめちまえ」

「本当にいやだと思っていないなら、いやだ、いやだというな。自分で選んでやりたいと思ってるんだろう。だったら、やりたいと言え」

ってことですよね。この後、しばらく、一切の愚痴をこぼさなくなりました(3日で戻りましたが)。これからも意識しておきたい、言葉です。自分で選んでいるのです。自分で選んでいるのに、やらされているかのような口調は、本当にいやらしい。心の底からそう思えました。これからは、泣き言を口にしません!やりたくてやっているんです!

まとめ

一般的な勉強法の本ですから、細かなノウハウは載っていないと思うかもしれませんが、テクニックとマインドが理想的な配分で、構成されている非常に訴える本でした。私は読んでよかったと思いました。これからやりたいなと思う勉強があるのに、それを「嫌々」やろうとしている自分の汚さもよく分かったし、ぐっとモチベーションが高まる一冊でした。

これはおススメです。


勉強がしたくてたまらなくなる本

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