ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

ヨシノリハラがひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

継続は、だれも裏切らない PHP研究所 内藤 誼人 (著)

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継続は、だれも裏切らない

「人たらし」シリーズの・・・

この著者はよく読んでいて、「人たらし」シリーズはよく立ち読みしていました。どうも、購入してしっかり読むほどでもなく、大衆向けの心理学ビジネス書作家なんだなと思っていました。あまりにも軽いのは好きではないのです。しかし、この本を読んで著者の内藤氏から、今までにないパッション(情熱)を感じました。

だが、私は昔ながらの根性論が大好きである。理論がどうの、法則がどうの、というややこしいことより、「とにかく頑張れ」式の根性論に、大変な共感をおぼえる。もちろん、本書の中では、いろいろな心理学のデータをちりばめながら、技術的なことを加味しつつ、話を進めてきた。  けれども、本当に大切なことは、「とにかく頑張る!」の一言に集約できるのである。ただ、それをやると紙面が余りすぎてしまい、編集者に怒られてしまいそうだったので、余計な説明を加えただけにすぎない。本当のところ、私は、最初から最後まで、「頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ!!」と二〇〇ページくらい読者のみなさんに向けて語りたかったのである。

あとがきの本音を読んで、納得しました。まさに、そういうこと、だったからです。使われている理論も、実験結果も、なんとなく後付けで、結局のところどうなのかな?って感じていたのですが、著者曰く・・・。とにかくやれと。なまけるんじゃないと。グダグダ言わずにやれと。そういう観点で見ると、これだけの書籍を乱発(多作)している著者の行動力ってすごいなと感じました。

なんだかんだいって動かない人よりいいですね。内藤氏ならではの「努力論」というところです。

内容

人生で成功する秘訣は、ズバリ物事を「継続」させること!自分には才能がない、お金がない、運もないと諦めている人でも大丈夫。どんな人でも、継続さえできれば、必ず夢は叶うのです。本書では、「コツコツがんばりたくない」という人でも、「継続力」が身につく、とっておきのコツを、人気の心理学者が紹介。「気分がノッているときは休憩をとらず一気にやる」「異性にモテたいという欲求を利用する」「“赤いもの”を身につける」「努力は必ず金になると信じる」「一度決めたルールは、どんな理由があっても破らない」など、やる気がみなぎるヒントが満載。諦めずに努力を継続するには、どうすればいいのか。簡単に物事を投げ出さずにするには、どうすればいいのか。努力するのが嫌になったときは、どうすればいいのか。これらの答えが本書に詰まっています。今日から3日坊主とサヨナラできる1冊。

印象的なコメント

プロは頑張っている

ドイツにあるマックス・プランク研究所のラルフ・クランプ博士が、アマチュアのピアニストと、ウエスト・ベルリン音楽アカデミーに所属するプロのピアニストの両方に、「あなたはどれくらいピアノの練習をしているんですか?」と尋ねてみたことがある。その結果、プロが平均して週に三十三時間もピアノを練習しているのに、アマのほうは週に三、四時間であったという。プロのピアニストのほうが、いやプロだからこそ、アマに比べて約一〇倍も頑張っていたのである。

結局、頑張っているからプロだし、頑張らないとプロになれないんですよね。評論家よろしく、横であーだこーだ言っている人にはなりたくないですよね。あらためて自分の姿勢を反省します。もう一個、同じような例が出てきます。

コロラド大学の認知科学者K・A・エリクソン博士は、ウエスト・ベルリン音楽アカデミーの教授に頼んで、将来有望なバイオリニストの名前を挙げてもらい、彼らを調査したことがある。その結果、有望なバイオリニストが一番大切にしているのは「自己練習」であることがわかった。普通の学生が一日に平均して一・三時間しか個人的に練習していないのに対して、有望とされた学生は三・五時間もやっていたのである。  不思議なもので、教授から有望とされ、目をかけられている学生のほうが二倍も三倍も努力家だったのである。どんな分野においても、成功する人ほど、〝才能〟などという保証にもならないものには頼らない。頼るべきは、己の努力のみ。それが徹底されている。

過去に、才能と努力の関係について調べていたことがあります。結局のところ、優れた才能を持つ人は、半端じゃない努力を傾けています。その結果、成功しています。つまるところ、その努力を苦と思わない傾向が才能なのではないか?と。分厚いですけど、読み応え満点のこちらはお勧め本です。


究極の鍛錬

過去に書評も書きました。
nazenanido.biz

こういう事実をちゃんと直視しないとなりません。

本当に頑張っているか?

私たちは、ともすると自分がやっていることを過剰に推定する傾向がある。たとえば、テキサス大学のケリー・マイケルソン博士が、一〇〇〇名以上の父親に、「あなたはどれくらい育児に協力していますか?」と尋ねる一方で、母親にもインタビューしてみると、父親は、子どもと過ごす時間を、母親よりも一七・六%も長く見積もることが判明したという。たいていの父親は、「俺だって、やっている」と思い込みやすかったのだ。  

がんばっていないのにがんばっていると思い込んでしまう自分の弱さよ。これを、克服するには、勉強・作業時間を計測しておくとか、目標値をちゃんと定めて計測するとか、感情だけでは無くて、事実としてがんばりを評価できる仕組みが大事ですね。

まとめ

1冊の本としては、それほど面白い!と思えるものではなかったのですが、著者が「心理学を悪用してウハウハだぜ」みたいな本をいつも書いている(?)のに、実際には「根性だ、根性だ」というタイプの人だったことが新鮮な驚きでした。先にも書きましたが、結局、これだけ多作できる人だもの、根性も半端じゃないわけですね。そうでした。まいりました。


継続は、だれも裏切らない

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