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ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

ヨシノリハラがひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である 文響社 中島聡 (著)

仕事術 自己啓発

仕事術、時間術の本は少し食傷気味で、少し間を置こうと思っていたのですが、先日立ち寄った紀伊国屋書店で平積みになっていた、この本を手に取り、パラパラめくると面白そうな記述が満載で、やはり読んでしまいました。本当に仕事術が好きなんです(仕事はそんなに好きではないが)


なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

著者は、マイクロソフトでWin95を設計したプログラマー。また、Win98にインタ-ネットエクスプローラーを搭載させるアイデアを出した仕掛け人。これはすごい人の仕事術が出てきました。実績がある人が語る仕事・時間術の本はグッと動かされるものがありますね。

内容

【世界を一変させたWindows95の設計思想を生み出した伝説の日本人が教える 人生を制するスピード仕事術】

本書の著者、中島聡氏は、
「ドラッグ&ドロップ」や「ダブルクリック」などの概念を生み出した
元マイクロソフトの伝説のプログラマーです。

多忙を極め、納期遅れが蔓延するプログラマーの世界で、
中島氏は「一度も納期に遅れたことがない男」として活躍。

なぜ締め切りを守りつつ、世界を変える発明ができたのか?

この思考を知れば、きっと「楽しい仕事」でいっぱいの未来が訪れます。

目次

1 なぜ、あなたの仕事は終わらないのか/2 時間を制する者は、世界を制す/3 「ロケットスタート時間術」はこうして生み出された/4 今すぐ実践 ロケットスタート時間術/5 ロケットスタート時間術を自分のものにする/6 時間を制する者は、人生を制す

印象的なコメント(トップ3)

マイクロソフトで働いていただけあって、ビルゲイツの仕事ぶりを近いところで見ていたというのが凄い!です。本書の中にも印象的なエピソードがちりばめられています。

ビルゲイツの「効率化」

ビル・ゲイツは私よりももっと先鋭化させた考えを持っています。最初に私が驚いたのは、彼が何らかの説明を社員から聞くときに、直接その社員からは話を聞かないことです。彼は情報をかみくだき、彼にわかりやすく説明してくれる専門の社員を雇っていたのです。


私たち社員は、ビル・ゲイツに何か説明をするとき、その専門の社員に説明をします。するとその専門の社員がビル・ゲイツにわかりやすく説明をするのです。一般のスタッフの中には、説明がうまい人もいれば下手な人もいます。そんな中でビル・ゲイツがいちいち顔を合わせて聞いていたら、膨大な時間がかかります。だから彼は、コストをかけてでも、説明を聞く時間を効率化するために専門のスタッフを雇っていたのです。当時ビルは、常時二人の説明専門家を雇っていました。

本書ではビルゲイツの時間に対するこだわりや、効率化の例がいくつも提示されていますが、その中で、私が驚いたのがこの部分。説明担当の社員がいたとは驚きです。確かに上司や、決定権者にとって、もっとも時間がかかるのは、社員から説明を聞く時間かもしれませんね。だいたい、ビルゲイツの前で説明するなんて、緊張しちゃうしね。緊張したらモゴモゴするしね。

さながら、池上氏のような専門スタッフがいるのでしょう!


伝える力 (PHPビジネス新書)

本論とは関係ない?とはいえ、このエピソードは強烈でした。事実を整理し、伝える力を磨くと、それで食べていくことも可能なんですね。目指せ、池上化です。

勉強のための勉強はするな

私なりの勉強に対する考えを述べたいと思います。
 

一言で言えば、目的のない勉強はするな、です。正確に言えば、勉強のための勉強に意味はないということです。勉強のための勉強というのは、「なんとなく将来役立つかもしれないから」などの漠然とした理由で臨む勉強のことです。明確な目的のない勉強と言ってもいいでしょう。そういう勉強は得てして長続きしません。プログラミングをどのように習得していったのかというと、これは「やりながら覚えた」という答えになります。何かやりたいことがあって、それを実行するときに必要なものだけを参考書や解説書から拾ってきて使う。実際に作ってみる。それの繰り返しです。

著者は、敏腕の(それも世界に通用する)プログラマーですが、いちからプログラムの勉強をしたことは無いのだとか。とにかく目の前の課題をやつけるために必要なプログラムを勉強し、プロトタイプを作り、検証し、また勉強しを繰り返していくことで、今の地位を手に入れたということです。使うか分からないプログラムを事前に勉強しておくような、意味の無い時間の使い方はしなかったのです。

興味深いなと思ったのは、著者が、関心があるなと思っても、今自分に必要は無い勉強をしなかったということです。いざ、仕事に必要だと分かった時点で、が~っと勉強に励むその姿が「できる人」なのだと分かりました。私なんぞ、今の自分に関係の無い勉強ばっかりしています。こういう積み重ねが、できる人とだめ男を分けていくのでしょう。

ちなみに山口氏の本でも同じ考え方が勧められていました。
yoshinorihara.hateblo.jp

山口氏はコンサルティングの勉強を始めた当初、コンサルティングに携わるなら、これは読んでおけ100冊みたいなブックガイドを参考に、読破していこうとしたようですが、結局、何も身につかなかったのだとか。読んでも覚えていないのだそうです。それだったら意味が無い。それよりも、今、関心の高い分野を芋づる式に読んでいったほうが、はるかに勉強になるということですね。

これを知りたい!とか、面白い!と思って読むものって、ドーパミンが出るので記憶するんですよね。だから読みたいものを読む、学びたいものを学ぶ、「旬」を逃すな!ということですね。

yoshinorihara.hateblo.jp

タスクの細分化とロケットスタート

左端にチェックボックスを書き、その右に仕事の内容を書きます。ここで重要なのは、仕事は15分程度で終わる単位の仕事に分けることです。15分では終わらない仕事もいくつかの小さな仕事に分割します。慣れないうちは難しいでしょうから、まず5章の「長期の仕事は縦に切る」でお話ししたような要領で、大きな仕事をズバズバと中くらいの規模に分割していってください。その後更に小さな仕事に切り分け、そのうえで15分くらいの微細なタスクにまで落とし込んでいきます。  作業自体はたったこれだけのことです。私は毎日寝る前の5分程度で書いています。

中島氏は、朝の時間にロケットスタートで仕事を終わらせていきますが、そのために、夜寝る前の時間に仕事をタスクに分けていくそうです。大きな仕事でも、小さなタスクに分けていくとこなしていくのは簡単です。

チャンクダウンの話は過去に書きましたね。
tosituseigen.hatenadiary.jp

私も、朝から活動していますので(朝5時起き)、午前中にまとめて仕事を終わらせていく、ロケットスタート式を導入したいです。仕事に追われるのではなく、仕事を追う人生を送ってみたいものです。

うん、きっとできるぞ。

まとめ

ロケットスタート式仕事術のメリットはよく分かりました。ノウハウ自体はそれほど、斬新ではありませんが、実績のある中島氏が書くからこそ、説得力があるのでしょう。やはり、実績は重要。本当に集中して、仕事に打ち込んできた人こそ、仕事について語る資格があります。私もそうなりたいですね。


なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

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