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ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

ヨシノリハラがひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

セルフトーク・マネジメントのすすめ 日本実業出版社 鈴木義幸 (著)

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セルフトーク・マネジメントのすすめ

コーチング界の重鎮

鈴木氏はコーチングに関する書籍を多く出されていますが、すべて納得の内容で、非常に明快です。私は最近、鈴木氏の「人のほめ方」の本を読んで、大変感銘を受けました。

yoshinorihara.hateblo.jp

そこから、アマゾンのレコメンドに表示されていた「セルフトーク・マネジメント」に興味を持ちました。

内容

「スピーチ」「面接」「プレゼン」「商談」など、ビジネスの現場において本当に役に立つセルフコントロールの方法、それが「セルフトーク・マネジメント」です。
著者は、日本に「コーチング」を根づかせた人物ともいえる鈴木義幸氏。現在も、日本最大のビジネスコーチング会社、コーチ・エィの社長を務めるかたわら、一部上場企業の経営陣・管理職などへのコーチングを行なっています。
なぜ、コーチングのプロがセルフコントロールの本を書くのか? それは、相手の自発的な行動を促進するコミュニケーションの技術であるコーチングを、自分に対して適切に使ったとき、それは非常に効果的なセルフコントロールの技術となるからです。
「セルフトーク」とは、言葉から連想できるとおり、「自分の中での会話」です。本書では、このセルフトークが人の感情や行動と密接に関係していることを示したのち、セルフトークを通じて自分自身をコントロールする方法を、具体例を交えながら解説します。

印象的なコメント(トップ3)

セルフトークAとは?セルフトークBとは?

セルフトークAは、「感情」を呼び起こし、「反応」としての行動を導くセルフトークです。自分の意思にかかわらず自動的に「生まれる」セルフトークであり、「A」はautomatic(自動的)を意味します。


セルフトークBは自ら「生み出す」セルフトークです。Bはbear(生む)のBと覚えてください。自分の意思で生み出すセルフトークBは原則として有用な存在であり、これをどう利用するかがセルフトーク・マネジメントのポイントになります。

セルフトークは2つの要素に分けることができます。「刺激と反応の間には「間」がある」というフランクリンの言葉が引用されていましたが、私も、この考えかたが大好きです。


それでも人生にイエスと言う

人間は本能で動いてるわけではないのですよね。否定的なセルフトークがわいてきても、それを理性的なセルフトークで修正できるのです。人間の理性や、存在を重んじる、こういう考え方に惹かれます。以前、選択理論を学んでいた時もこのことは感じました。結局、私が惹かれるのは、こっち系だということですね。

nazenanido.biz

セルフトークAを抑えていく方法も、本書では学びますが、セルフトークBの精度を高めていくだけでも、マネジメントは功を奏していきます。2種類のセルフトークがあるのだと理解したところから、マネジメントがスタートします。区別できれば、コントロールできるようになります。

否定質問を肯定質問に変える

私たちが肯定質問にこだわるのは、肯定質問こそが未来を創る力をもつからです。一方、否定質問は、対象だけでなく自分の未来をも否定する質問です。 たとえば会議に参加していて「この忙しい時期に、何で会議ばかりなんだ?」というセルフトークAが生まれたとします。これは、会議を自分の仕事を増やすものとして否定する質問です。そこからは現状を変える答えは生まれてきません。


現実を変える力をもつのは、肯定質問、つまり肯定的なセルフトークです。そこで、次のようなセルフトークBを自分の中に生み出します。  「この会議を建設的なものにするために、何ができるだろう?」「会議自体は変えられないとしても、少なくとも自分がこの会議の時間中にストレスを感じないためには何ができるだろう?」このようなセルフトークBが、自分はクリエイターであり環境に働きかけていくことができるというスタンスを生みます。そして、そのようなスタンスが肯定質問を生み出すという好ましいサイクルをつくります。

人間の自然な傾向としては、批判的な、消極的な否定質問が生まれてしまうということはあると思います。これがセルフトークAです。しかし、即座にこの思考を打ち消すには、今目の前にある出来事を肯定質問に変える、セルフトークBが必要です。この「問い」を軸にして考えると、セルフトークマネジメントも、それほど難解な理論というわけではないのが面白いですね。

結局のところ、批判したり、だれかのせいにしたりする「否定質問」は何も生みません。「なんであいつはこうなんだ?」「どうしてこんなシステムなんだ?」と批判しても何も成し遂げられません。それより「どうしたら彼の良いところを引き出せるかな」とか「このシステムの中でどうやって個性を打ち出すかな?」と問うたほうが良いということです。

もちろん、これは簡単では無いのですが、ひとつの「技術」です。思考の習慣として学んでいきたいと思います。それこそが、進歩する一つの道です。だれかのせいに、なにかのせいにしている人は、少しすら進まなくなります。

プロセスを重視する

テニスでいえば、たとえば、試合に勝とうとするのではなく、よいスイングをすること、さらには強く振り抜くことを重視するということです。スピーチならば、感動させようと思うのではなく、声を低くし、ゆっくりと話そうとすることです。野球のバッティングであれば、ヒットを打とうとするのではなく、強く打つ

不必要なセルフトークAを生じさせないカギは、結果や目的ではなくプロセスに集中することです。バッターが打席に入る前に「ヒットを打つとみんなに称賛されるかな」とか「今、客席からどう見えているかな?格好いいかな?」とか、セルフトークAが出てくると、うまくいかなくなるわけです。だからこそ、今、実行している「プロセス」の精度を高めることに全力を注ぐべきです。

プロセスに集中すればするほど、フロー状態に入る(ゾーンに入る)ようになり、結果として意味の無いセルフトークAが生まれる余地がなくなります。これは私に欠けているものだと思います。もっと、もっと集中力(今ここ)を磨きたいと思っています。

Daigo氏の本は基本おすすめ

自分を操る超集中力

集中力に関しての名著

(文庫)集中力 (サンマーク文庫)

まとめ

さすが、コーチング業界の重鎮。本を読んだだけでインスパイアされるものがありました。ただ、こうした考えに触れるのは初めてではないので、もっとも最初に受けたような衝撃は受けなくなりました。どちらかというと「人のほめ方」のほうがお勧めだったかな?という感じはあります。


セルフトーク・マネジメントのすすめ

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