ただの読書ログ(ヨシ・ノリハラ)

ヨシノリハラがひたすら読んだ本をアップしているだけの日記です。

40歳を過ぎてからの大人の脳の鍛え方―新潮45 eBooklet 教養編1 by 川島 隆太

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40歳を過ぎてからの大人の脳の鍛え方―新潮45eBooklet 教養編1

この本を買った理由

最近はもっぱら「音読」にはまっているのですが、ここらで論理的な「理由」をしっかり頭に叩き込んでおきたいな!と思いまして。ところが、あんまり川島氏の本でKindleになっているものは少ないんですね。薄めのブックレットですが、数百円なので、試しに購入してみました。結果、かなり、薄かったですw

しかし、グッとモチベーションが上がりました。モチベーションのための200円なら惜しくありません。しかし、Amazonkindleunlimitedから、有料のkindle本も抵抗なく買うようになってしまったところを見ると、結局、アマゾンに踊らされているね。

目次

目次も無いくらい薄いブックレットでした(とほほ)

印象的なコメント

しかし、中には印象的なコメントがたくさんあります。いくつかご紹介します。

メールでは脳は働かない

「文章を書くのでも、手で書くのと違って、ワープロや電子メール、携帯メールを使うと前頭葉は全く働きません。」


「電子メールを書いてキーをポンと押すだけですと、脳は全然働きません。最近は、同じ課内でもちょっとした打ち合わせや連絡は上司にメールで送ると言いますが、これはみすみす脳の働きを劣化させる行為です。  つまり、何事もできるだけ大変なほうを選ぶ、楽ではないほうを選ぶという生活習慣こそが脳の健康にはいいのです。」

なんと、私の仕事の主な部分ですが、メールのやり取りでは脳をほとんど使っていないという指摘です。これは驚きです。ものすごく使っている気がしますが、残念です。やはりキーボードと、手書きは圧倒的に違うんですね。私は、マインドマップは手書きで、いつでも細かく書き続けていますが、これとデジタルのマップは全く、違うのは分かっていましたが・・・、こうなると、どこまでデジタルに頼り、どこまでをアナログでやるのかを迷うところです。

ちなみに、思い出しましたが、この本は面白かったです。

思考・発想にパソコンを使うな  「知」の手書きノートづくり (幻冬舎新書)

読み、書き、計算はどれも前頭前野を活性化させるそうです。私はもともと、手書きマップは、かなり習慣化しているので、これは引き続き良さそうです。手書きでの仕事をもっと生活に加えていこうと思います。

そういえば、手書きとデジタル保存の良いとこどりを実現する、こんなグッズもあります。

ワコム Bamboo Spark with gadget pocket CDS600GG

手書きノートですが、自動的にタブレット・スマホなどに取り込むことができます。evernoteと連動すれば、すごいことが起こります。今、うちの奥さんが、これを買うかどうか迷っているところなんです。

あれ、話がそれた。

「古典」を音読すべし

「古典の文章を読むと、現代文より左脳の前頭葉が特によく働きます。外国語を読んでも同じ場所が働くのですが、要は文法が違えばいいのです。」


「古典と現代文というのは、文法構造が違いますので、より言語処理を行なう部分に負担がかかって、脳がたくさん働くという脳科学のデータがありますので、それを応用したわけです。黙読するならば、より負担がかかるほうがいい。」

音読に使うテキストは「古典」が良いそうです。斎藤孝さんは正しいですね。複雑だったり、少し脳に負荷をかけるようなもののほうが、トレーニングになるんですね。最近、私は、朝の時間を音読に充てています。5時起床ですので、軽くウォーキングをした後ですが、6時―7時くらいの朝食前の時間を、古典をひたすらブツブツ声を出して読んでいます。

これがなかなかに気づきが多くて良い時間になっています。
tosituseigen.hatenadiary.jp

音読のすごい効果(痴呆症施設)

「ちなみに、最近では、私たち研究者自身でも驚くような結果も出ています。寝たきりで、ほとんど反応もないような重度な痴呆の方にも、読み聞かせから始めて文字を読むトレーニングを始め出したところ、彼らがベッドに座るようになったのです。要は、寝たきりの人が起き上がるという、今の医学では信じられない変化まで起きています。」


「痴呆症の高齢者施設を見てきて、その意を強くしています。九十九歳のおばあさんが音読と計算によって痴呆から脱却して、・・・生まれて初めての英語学習を始めて、今年二年目に入っています。今は施設の他の痴呆症の高齢者の方に英語を教えるまでに能力が伸びています。」

音読の効果のほどは、痴呆症施設ではっきりとみられているそうです。これを読んでいて、すごい良いアイデアがわきました。実際に、いま、介護施設に出入りすることは少ないのですが、読み聞かせ・音読の効果をぜひ分かち合いたいなと思うようになりました。

参考:脳のリハビリ法を開発痴呆症の治療に道拓く(基礎研究最前線)

もう少し調べてみますが、古典を一緒に音読したり、高齢者と触れ合う時間を持てたらすごいですよね。もちろんボランティアで。なんだか、こういうことしてみたいんです。ほんと。

まとめ

うわっと驚くほど、薄いブックレットなのですが、読んでよかったです。音読が脳に与える効果は偶然発見されたというくだりが面白く感じました。川島氏はもともとは、ゲームが脳に与えるプラスの影響を測定しようと思い、退屈な計算をしている時の脳の状態と比較すると、なんと単純な計算作業のほうが脳が活性化していることが分かった。「読み書き計算」というくらいだから、音読は?書くことは?と追及するうちに、前頭前野を鍛え上げる方法を開発していったというわけです。

ほんと、画期的な発明がなされる時っていつもこうですよね。薄い本ですが、楽しめました。数冊川島氏の本を買って読んでみます。


40歳を過ぎてからの大人の脳の鍛え方―新潮45eBooklet 教養編1

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